GDP統計データ

中国国家統計局が10月19日に発表した2020年7~9月期の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同期比 +4.9%増加。

四半期ベースのGDPでは、1Q:-6.8%、2Q: +3.2%、3Q: +4.9%となり、1-3Qの累計は +0.7%の結果となった。

※中国統計局のデータに基づき、弊社が作成

主要指標はプラスに転じる

2020年、中国はコロナの影響により、大規模な都市封鎖(ロックダウン)を実施し、経済への打撃が大きかったが、今回発表されたデータからV字回復とも言える。

3Qの第一産業 +2.3%、第二産業 +0.9%、第三産業 +0.4%、全てプラス成長。

内、固定資産投資 +0.8%、貨物輸入輸出 +0.7%、国民平均可処分所得 +0.6%、2Qのマイナスからプラスに転じた。

3Qの内、ハイテク製造業:+5.9%、設備製造業:+4.7%、拡大速度は上半期を上回る。又、EC販売、ライブ販売、リモートワーク、遠隔診療、オンライン教育などの新ビジネス形態も成長しており、EC販売は小売販売業の24.3%に到達した。

生活は正常化しつつあり、4Qは更なる成長を予測

中央政府は国内の消費拡大、内循環促進等の方針を打ちだしている。

ミクロの状況を見ても、コロナを抑え込み(完全とは言えないが)、人の移動制限も解除され、各地の人出は、コロナ発生前の約8割にまで回復している。10月1日の国慶節に伴う大型連休では、延べ6.3億人以上が旅行や帰省などで国内を移動していた。

中国の統計データの信憑性はさておき、感覚的にも既に回復基調にある。秋冬にコロナの再流行がなければ、4Qは3Qを上回る数字になると予測する。